最終更新日 2024年10月31日
超高齢社会と言われる日本では年々高齢者の人口が増え続けており、介護が必要とされる高齢者の数も増え続けているのが現状です。
在宅で家族や親族、訪問介護員等の手助けを受けて生活をしている方も多くいますが、要介護度が高くなり在宅での生活が困難になると老人ホーム等の入所施設に入られる方も多くなっています。
老人ホームという言葉を知らない方はあまりいないと思いますが、様々なタイプの種類があるという事を知らない方は多いのではないでしょうか。
まず比較的費用が安く常に人気なのが介護保険施設の特別養護老人ホームです。
要介護3以上の人が対象で居室は個室~数人部屋とあります。
こちらの施設は入所の際の一時金の支払いはなく、月々の支払い額も他の施設に比べると安いのが特徴です。
その為入所希望の方も多く、入所希望をしても順番待ちとなりすぐに入る事ができない場合が多いようです。
民間運営の介護付有料老人ホームはその施設によりサービスの種類やかかる費用に大きな差があるのが特徴です。
24時間体制での介護ケアを受けられる反面、外部のデイサービス等の介護サービスの利用はできないのが特徴です。
入所一時金が0円の施設から数千万と言われる金額が必要な所もあり施設により大きな差があります。
高い所ではホテルのような広く綺麗な個室でサービスがとても充実している所が多く見られます。
有料ホームでは、趣味のサークル活動を行ったりバイキングからコース料理までホテルのレストランのような食事を楽しめる施設、温泉やカラオケ、シアタールームを完備している施設もあり元気な内から入所される方が多いのも特徴です。
夫婦揃って入所できる部屋があったりと支払い額に余裕があれば自分の希望に合った施設を見つける事も可能ではないでしょうか。
そして国が今力をいれているのが、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、と介護保険と連携して様々な介護サービスを組み合わせた仕組みの住宅の、サービス付高齢者向け住宅です。
デイサービスや24時間地域巡回型訪問サービス等の必要なサービスを自由に選んで利用する事ができるのが特徴ですが、緊急時以外は施設スタッフは介護ケアを行いません。
そして老人ホームとは少し違いますが、グループホームという施設もあります。
グループホームは少しの手伝いや援助があれば一人で自立した生活を送る事が可能とされる軽度の認知症の方が対象の施設です。
一般的に知られている施設を挙げましたが、ここに挙げた以下にも様々な種類の施設があります。