前田氏が解説!住宅を建てる際の良い建設会社の選び方

最終更新日 2024年10月31日

住宅を建てる際に気をつけること

住宅を建てる際には不動産会社や建設会社をしっかりと選ぶことが非常に重要と言われています。
しかし世の中には不動産会社や建設会社は非常に多く、どのような点を基準に選ぶと良いかについてはわかりにくい面が少なくありません。
積極的に営業してくれる営業マンがいるところが良いのか、もしくは住宅をたくさん建てているところが良いのかといった疑問を持つ人が多く、そのポイントについては分かりにくい面が非常に多いのです。

一口に建設会社といってもその種類には様々なものがあります。
地域に密着して活動する工務店のような小さなところもあれば、全国で統合的に多くの住宅を建てるハウスメーカーのようなところもあります。

さらに最近ではこれらのハウスメーカーと連携しながら手作りの注文住宅を建てるといった会社も増えており、それぞれ個性があるためどのような会社を選べば自分にとって良い住宅を建てることができるかと言う点については、立てる人によって大きく異なると言う面もあり一概にどの会社が良いと言う事は言えないものです。

施主の希望を実現するために様々な提案をする会社であること

ただしどの会社を選ぶにしても見落としてはならない重要なポイントがあります。
一つは施主の希望を実現するために様々な提案をする会社が望ましいと言うことです。

多くの会社ではそれぞれ得意分野がありその得意分野の能力を活かした住宅を建てることが最も効率よく、高い利益につながるものです。
そのため建設会社の中には依頼する側の希望を聞かずに自社の製品の中から選ぶことを強要する会社も少なくありません。
しかしこのような住宅の場合実際に住んでみて問題が発生した場合でも、住宅の仕様の一言で片付けられてしまうことが多く、自分にとって住み心地の良い家を建てることが難しい場合が少なくありません。

またこのような会社の住宅の場合には価格は比較的安く設定されており、購入しやすいと感じる人が多いものですが、実際に長くその住宅に住んでみると様々な問題点が発生し後悔してしまうことも多いのです。

押し売りをしてくるような会社の技術力は低い

二つめは自社の高い技術を押し売りのように売り込んでくる会社です。
このような会社の場合にはその技術力が比較的低い場合が多く、様々な施主の要望に対して答えられないことが多いため自らの技術の中で実現できる住宅をすすめてくる傾向があります。

しかし住宅の様々な問題において適宜解決する技術を持っていないことも多いため、このような会社の住宅もなく住み続ける上で大きな不満を持ってしまうことが少なくありません。
しかしこれらの会社に対しては予算面で非常に有利なことも多いため、妥協してしまうことも多いのです。

住宅を建てる際に選びたい良い会社の特徴は、まず施主の希望をしっかりと聞いてくれる会社です。
営業マンにおいても自社のサンプル的な住宅を紹介しながら、施主の様々な希望を引き出そうと努力してくれます。
具体的に住みたい住宅のイメージを持っている人に対してはそのイメージをしっかりと聞き取り、迅速に具体的な提案をしてくれる営業マンが存在することが多く、またその提案も1つだけではなく複数の提案を行ってくれる点が大きな特徴です。

複数の提案をしてくれる場合にはそれぞれ価格面やデザインの面で特徴が明確になっており、それぞれ施主の希望が反映されたものとなっていることが多いのでその中から最も気に入ったものを選び依頼することができるのが大きなポイントです。

お客様の希望をしっかりと受け止めてくれること

さらにこれらの提案を行う際に自分の希望と異なる場合にはその希望をしっかりと受け入れてくれ、新たな提案を迅速に行ってくれる点も非常に好ましいものです。
一般的な営業マンは受注を急ぐあまりに限られた部屋の中からどれかに決めてもらうように急かすケースが多いのですが、このような選び方の場合最終的には後悔してしまうことが少なくありません。
じっくりと時間をかけて選ぶことができ、その中から最大限に希望を生かした住宅を実現しようとしてくれる人が最も好ましい営業マンと言えるのです。

住宅は多くの人が一生に1度の買い物であるため、十分納得できるものを購入したいと考えています。
限られた予算の中で出来る限り自分の希望をデザインに反映する会社を選びたいものですが、住宅を販売する会社にとっては多くの利益を得ることが最終的な目標として存在するため、契約にあまり長い時間をかけることができないと言う実態があります。

そのため多くの建設会社では一定期間内に契約をできない場合に様々なペナルティーを発生させたりといったことも少なくありませんが、これでは家を建てる側は十分な検討ができないことになるため、このような態度をとる営業マンのいる会社は避けた方が良いのです。

住宅の建築を依頼する建設会社を選ぶにあたっては、最大限希望を聞いてくれ、その希望を反映した住宅を提案してくれる会社が最も好ましいものです。
また分譲住宅であっても限られた住宅のデザインの中から施主が希望する住宅に最も近いものを根拠をもって選び、提案してくれる会社が好ましいものです。