最終更新日 2024年10月31日
国内旅行の楽しみの中で、観光地でのアクティビティや名所回りや農業体験やご馳走を食べる事もありますが、それと同じぐらい楽しいのが温泉に入る事です。
そこで温泉に入るマナーや、楽しみ方について以下に上げて解説します。
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お湯に浸かる前には必ずそのまま飛び込まずに洗ってから入る
寒い季節に旅行したら温泉に浸かるのが楽しみですが、どんな施設でも守らなければならないならないルールがあります。
大浴場で沢山の客が同じ湯船に浸かるので、お湯に浸かる前には必ずそのまま飛び込まずに、洗ってから入るのがマナーです。
身体を洗うと言っても、石鹸で奇麗に洗ってからという訳ではなく、かけ湯をして汚れを落とす事です。
他人に気を使う以外にも、かけ湯には大切な意味合いが合って、身体や肌を慣らす意味合いがあります。
何故かと言うと湯船の温度は家庭のお風呂に比べると高めで、かけ流しでどんどん温かいお湯が追加されるので冷めないからです。
熱い湯に冷めた身体で一気に入ると、急速に温まってゆでだこのように真っ赤になり長時間温まる事が出来ません。
また泉質によって肌に合わない事が合って、ヒリヒリするだけでなく肌の炎症を起こす人もいます。
かけ湯を行う事で、慣らす事ができたり肌へのダメージを防げます。
飛び込んでしぶきを上げたり泳いだりしたら迷惑
大きな湯舟や露天風呂に入ると、ドラマや映画や子供はプールのように泳ぎたくなります。
だけど不特定多数の他人が使用する設備なので、飛び込んでしぶきを上げたり泳いだりしたら迷惑をかけてしまいます。
さらにプールのように深さが無く、頭から飛び込んだら頭蓋骨を骨折したり、脚から飛び込んだら捻挫や骨折のリスクがあります。
タオルを巻いて入浴する事はルール違反
良く湯煙旅とかの番組で混浴風呂に入る時に、胸を見られたくないためにバスタオルを巻いて入浴するのを真似てタオルを巻いて入る人もいます。
だけどタオルを巻いて入浴する事はルール違反で、施設によっては禁止と書かれています。
何故タオルを巻くのがダメかと言うと、タオルは雑菌の温床で浴室に大腸菌などで汚染されるからです。
それ以外にも身体を洗う時に石鹸を使ったタオルの場合は、いくら水ですすいでも石鹸カスが残っていて、湯舟を汚してしまいます。
タオルを巻いて湯船に浸かる行為は、おしっこや便がついた下着を履いたまま入るのに等しい行為と変わりません。
同じような理由で、入浴中にトイレに行くのが面倒だと思って、おしっこを浴槽でするのもマナー違反です。
寒いから急ぐために走るのもルール違反
露天風呂に向かう時に、寒いから急ぐために走っている光景も見ますが、それもルール違反です。
なぜなら浴室のタイルは濡れているので大変滑りやすくて、転倒して頭を打って怪我をしたり、相手に迷惑をかける可能性があるからです。
テレビの旅行番組とかで、浴槽に浸かりながらお盆にのったお酒を飲むシーンが流れる事があります。
貸切の施設の中には例外的に飲食を許している施設もありますが、ほとんどの旅館では禁止されています。
考えれば解る事ですが、お酒を湯船にこぼしたり、身体が温まった状態でアルコールを飲むと酔いが回りやすくなりのぼせて迷惑をかけるからです。
脱衣所にびしょびしょのまま入るのはマナー違反
浴槽の中だけでなく、脱衣所にも幾つかマナーが存在します。
温かい露天風呂に入浴すると気持ちが大きくなって、脱衣所にびしょびしょのまま入る人もいます。
脱衣所がびしょびしょになると床が滑りやすくなって、特に高齢の客が滑って転倒するリスクが上がります。
滑る以外にもびしょびしょに塗れた床を歩くのは、相手に不快感を与えるのでやらないように、脱衣所の前には水切りマットが置かれてます。
全身浴以外に様々な楽しみ方
温泉では全身浴以外に様々な楽しみ方があり、以下にいくつかあげて説明します。
肩まで浸かる全身浴をすると確かに、身体が温まって気持ちいですが、その分心臓への負担が掛かったりのぼせやすくなります。
そんな時に有効な楽しみ方に、心臓から上を表に出して入る半身浴が存在します。
半身浴をする事で、心臓に負担を掛けないでのぼせにくく出来て、長時間入り続ける事が出来ます。
そして長時間ゆっくりと入る事で、体温もゆっくりと上がって身体の芯から温まる事が可能です。
それ以外の楽しみ方に、お湯を飲む飲泉があります。
泉質に因りますが沢山のミネラルが含まれていて、地域によっては万病に効く薬として飲まれてきました。
だけど注意が必要でどんな物でも飲んで良いという訳ではなく、ちゃんと人間が飲んでも安全性が確保された物だけにすべきです。
炭酸泉もあって、昔からラムネやサイダーにして飲まれてきた物もあります。
それ以外にも入浴出来ないほど熱い源泉では、様々な料理にも使われてきました。
有名な物としてはたまごで、じっくり時間を掛けて茹で上がるため、とろとろで美味しくて人気があります。
さらに80度を超える源泉の地域では、その湯気を使って野菜やお肉を蒸かしたり、様々なものを調理している地域もあります。
温泉にはミネラルが溶け出しているので、単にスチームで蒸かすのと違って健康に良いという事で積極的に食べる人もいます。