最終更新日 2024年10月31日
世の中に登場してきたばかりの頃と違って、近年の青汁はとても飲みやすくなりました。
健康に必要だから飲まなくてはならない、という問題意識から、おいしいので続けられるという商品の位置づけにシフトしてきています。
そのため各社とも味を調整し、ただ苦いだけの青汁が、飲んでおいしいという飲み物になりました。
この変化は歓迎すべきものです。
一人暮らしの人や食事が不規則で外食が多い人が、一種のサプリメントとして飲んでみようかという風に考えられるようになったからです。
青汁の有効成分は、食物繊維・ビタミン・ミネラルです。
それらが凝縮した形で取り込まれていますので、効率的に摂取することができます。
ではそれらは健康上どのような効果が期待出来るでしょうか。
具体的に記せば、便秘体質の改善・美肌効果・血糖値のコントロール・ダイエットに有効、ということになるでしょう。
もともと食物繊維は腸のお掃除屋さんとして認識されていました。
腸内の不要物をくるんで後方に押しやり、大腸を刺激して蠕動運動を促すことでお通じが良くなります。
反対に便秘体質の人は便が大腸に長く留まることになり、ガスや老廃物を腸が吸収してしまい、肌荒れやできものの原因となってしまうのです。
また食物繊維は、食事をすることで急激に上昇する血糖値を押さえる働きがあります。
そのため糖が脂肪に変わるのを抑制してくれますので、血糖値が心配な人やダイエットを行なっている人には必須の栄養素なのです。
また胃の中では内壁に密着してゆっくりと進むため、満腹感が長続きして、過食を防ぐ働きもしてくれます。
ビタミンやミネラルは生野菜や果物を食べることで摂取できますが、相当の量を食べないと必要量は得られないと考えられています。
そのためサプリメントが必要になってくるのですが、青汁にはビタミン・ミネラルの含有量が多いので、効果的に摂取することができます。
タンパク質・炭水化物・脂肪をまとめて三大栄養素と呼びますが、今日では食物繊維とビタミン類を追加して五大栄養素と呼ぶのが定着してきました。
健康のため栄養バランスの良い食事を心がけている人であれば、普段食べている野菜から食物繊維を十分に摂取することができているはずですが、何らかの理由でそれが難しい人は、青汁を毎日飲用することで補うことができます。
今日ではどれを選べば良いかわからない、というほど数多くの商品が、ドラッグストアや通販で見つかるはずです。
成分として食物繊維とビタミン類が確認できたら、後は味で選んでも差し支えないと考えられます。